ブランド名は基本的に要りません
財布、ベルト、バッグ、プレートや焼印等で小物に多いブランド主張、ブランド名というものはどこか奥の方の見えないところにあるのが一番格好いいです。
これはお客さんではないある方とのお話。ディーゼルのベルトが欲しいんですが、大きくロゴの入ったヤツありますか?…私「ありません」。今度買って来ます!とは言えません、言いませんでした。この方はモノの良さを追求しておらず、ブランドでモノを決めてしまっています。
ブランドでモノ選びをしている方はほぼ一生達人にはなれません。こういう方はアウトレットに行けばお目当てのモノが見つかるでしょう。アウトレットは売上げ優先、お客さんが多過ぎて一人一人に構っていられません。スィングスは売上より、お客さんのセンスUPを最優先に考えます。モノがどうであるかより、トータル的な着こなしを重んじます。着こなしが楽しくなったお客さんは自然と足を運んでくれますから。
こんな方がみえました。キャンバス地の無地トートバッグがパッとしないので刺繍を入れようと思うんです、と言われました。シンプルisベストという言葉があります。
何をどうしたらシンプルな良さが無くなってしまうのか、逆にシンプルなモノはどうしたら映えさせることができるのか、それらは知識とセンスから考えられます。
いつも高価な服を買っているからといって、センスは価格と比例しません。センスは誰にも買えません。ただいつもいい素材、質感のものを着ていると粗悪品との見分けが目でも肌でも分かる様になります。
スィングスの商品は私が1点1点アメリカで選んで購入したものが半分以上を占めます。この中で何か一つお客さんが気に入って選んでいただけたなら、それはお客さんがアメリカからたった1点気に入った物を見つけたのと同じ事です。
そしてその選んでもらったアイテムを元にコーディネートさせていただくのは私なわけで、店と私があって初めてthingstingのネオヴィンテージミクスチャーカジュアルが出来上がります。
このブログのタイトルでもあります達人の着こなしとなるには、何でも試してみようとするコト、思うコトが大切です。私は男性にスカートを穿け、とは言いません。でもたまにホントに細い、女性よりスタイルのいい男の子がいたりします。そういう子には迷わずレディースをおすすめしています。
メンズがどれだけカッコよく見せられようとも、シルエットやデザインの美しさはレディースに敵いません。何でも試してみる、引き出しを増やしていくコトを考えてセンスを磨き、達人の着こなしを習得して下さい。
