
達人コーディネートへの道はどちらでしょうか?
1枚1万円のTシャツ、1枚5千円のTシャツ2枚。決して高ければいいというコトではないのですが、こう考えてほしいと思います。「このTシャツはどこが1万円なんだろう?」高額な商品には必ず理由があります。それは質感であったり、デザインであったり、肌触りがいいとか袖を通してみないと分からないモノもあります。
肌触りは最初着ないと分かりませんが、慣れてくると手で触れただけでおよその質感が想像できる様になってきます。それと最終的には見ただけで素材が何なのか分かる様になっていきます。高級素材、品質に慣れるということは知らず知らずにして商品の見極めができるようになっているというコトになります。
何のこだわりもないモノを安いという理由で着ている人と、こだわりを持って着ている人とでは雲泥の差があります。いつもハーゲンダッツのアイスを食べてる人は、100円アイスを面白おかしく語れることでしょう。いつも100円アイスを食べてる人は、ハーゲンダッツのアイスをどれだけ語れるでしょうか…。
ファストファッションに身を包んでる人に、そのシャツいいね…と言ったら○○クロなんですよ…と返ってきます。見るからに気品があり高級なシャツを着ている人に同じコトを言うと…ありがとうございます、と言われます。2人の違いは何でしょうか。ファストファッションで満点だと思えない、思いたくはないというところが本音ではないでしょうか?
私達セレクトショップ店員はある意味スタイリストでもあります。自店商品でお客さんをカッコ良くスタイリングします。他店では分かりませんが、thingstingではまず着こなしありきです。私が1点ずつアメリカで厳選して持ち帰った商品の中からお気に入りを見つけ、そこから作っていきます。
スタイルが3つ4つ出来上がる頃にはアメリカ、イタリア、オランダ、イギリス他、多国籍のミクスチャーカジュアルが何たるかを、お話をしながら感じ取っていただいてます。ここにファストファッションはありません。決してひけらかすコトはない、誰でも自信満々になれる楽しいスタイリングがしたいからです。
基本的に私はブランドにはこだわりません。好きなブランドの背景にあるコンセプトなどを思い浮かべてスタイリングしていきます。RRL/ダブルアールエルという愛して止まないブランドがあります。時代の流れでサイズピッチの変更は若干あるものの、頑なにヴィンテージスタイルを守り通しているブランドです。私の中でアメリカンヴィンテージではナンバー1ブランドです。
RRLは1993年に産声を上げました。私が初めて渡米したのが95年。当店買付史はRRLと共にあると言っても過言ではありません。古き良き時代を今に、ヴィンテージミクスチャースタイルはthingsならではのスタイリングです。ファストファッションでは絶対にマネのできないネオヴィンテージスタイルをあなたへ。
